私は11年前の還暦直前、以前の設立会社を後にして再び大海に出る決断をしました。
それがこの株式会社バニラデザインです。
ここでは、新たな挑戦を含め数々の仕事をこなしてきました。
その間は、充分充実した会社生活ができたと思っています。
ただ、自分自身古希を直前にし少しだけ不安を抱えています。
比喩的な言い回しですが、老眼だけど遠くはよく見えると思っていたところに白内障が進んできてしまったという感じです。
そうすると、社会に向けての眼差しのピントが狂ってくるんです。
自分ではなかなか気づきません。会社なんかではトップでやってきたご老人ほど視界を大海に向けてきているので、その傾向が強いように思います。
自分に自信がある人ほど、自分を信じているので、社会への眼差しがボケていることに気づかないのかも知れません。
でも、視界を大海から汀に移すとさてどうでしょう。
今までとは別の景色が広がり、若かった時には見落としがちだったいろんなものに焦点が当たり始めます。
古希直前となった今、私はその見落としがちだった汀の夢や希望を拾い集め、それを自分が経験したり学んだりしてきた技術を通しながら、もう一度新たなクリエイティブに挑戦してみたいと思っています。
幸いなことにファッジはもちろんのこと、子どもたちも身近にいますし、全員が汀にいて、それぞれのクリエイティブ畑を耕しています。
この度「株式会社バニラデザイン」、「お嫁さんな日々」、「ヒトタマな日々」は終焉に向かいますが、ファッジを始めバニラファミリーは心新たに頑張っていく依存です。新たなバニラファミリーを応援ください。
2024年3月28日
バニラクリーム